ツワナ語講座:目的語
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ツワナ語講座:目的語 [2025/07/14 20:36] – 削除 - 外部編集 (不明な日付) 127.0.0.1 | ツワナ語講座:目的語 [2025/07/14 20:36] (現在) – ↷ 目的語 から ツワナ語講座:目的語 へページを移動しました。 admin | ||
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+ | #目的語 | ||
+ | 文には2つの目的語を持つものがありますね。間接目的語と直接目的語です。 | ||
+ | - I give you money. 私はあなたにお金を上げる。 | ||
+ | |||
+ | 動詞の後に続く名詞は「目的語」です。この文の場合は動詞「give」に対して目的語の名詞は「you」「money」です。giveするものは「you」ではなくて「money」です。このmoneyの部分を直接目的語といい、youに当たるものを間接目的語といいます。 | ||
+ | |||
+ | ツワナ語の場合は次のようになります。 | ||
+ | |||
+ | <WRAP center round box 90%> | ||
+ | 主語 + 呼応・コンコード + 動詞 + 間接目的語 | ||
+ | 主語 + 呼応・コンコード + 間接目的語(代名詞を使う) + 動詞 + 直接目的語 | ||
+ | </ | ||
+ | |||
+ | なんと、間接目的語は動詞の前にも後ろにも置けます。ただし、前に来るときは代名詞を使う決まりです。 | ||
+ | |||
+ | - Ke **go** fa madi =私はあなたにお金をあげる。 | ||
+ | - ke fa **Thabo** madi=私はThaboにお金をあげる。 | ||
+ | |||
+ | いくつかの動詞は、目的語に人を取る場合は、語尾に「-ela」に活用します。 | ||
+ | <WRAP center round box 90%> | ||
+ | 主語 + 呼応・コンコード + 動詞-ela + 人物 | ||
+ | </ | ||
+ | |||
+ | - Ke kwalela Mpho. =私はンポ宛に書いてる。 | ||
+ | - Ke Kwalela Mpho lekwalo=私はンポあてに手紙を書いてる。 | ||
+ | *kwalelaの動詞の原形は「kwala」 | ||
+ | |||
+ | - Ke kwala lekwalo = 私は手紙を書いている。 | ||
+ | |||
+ | もし、Mphoを代名詞*彼*を使う場合は以下のように動詞の前に来て「-lel*a*」の「*a*」が「*e*」に活用します。1 | ||
+ | |||
+ | - Ke a mo kwalel*e* = 私は彼に書いている。 | ||
+ | |||
+ | |||
+ | いくつかの文では、文を完成させるためにコネクタが必要になる場合があります。 | ||
+ | <WRAP center round box 90%> | ||
+ | 動詞 + 動詞-ela + 間接目的語 + (ko) go + 間接目的語 | ||
+ | </ | ||
+ | |||
+ | - Ke ragela bolo (ko) go Thabo = 私はターボにボールを蹴った。 | ||
+ | |||
+ | (ko) goは英語で言うところの「to」にあたります。この文は英語では「I kick the ball to Thabo」です。 | ||
+ | |||
+ | |||
+ | 装飾語(副詞、形容詞)を使って文を装飾するには次のような法則が見られます。 | ||
+ | <WRAP center round box 90%> | ||
+ | 主語 + 呼応・コンコード + 動詞 + 装飾(方法・how) + 場所 (where) + 時間 (when) | ||
+ | </ | ||
+ | |||
+ | - Bana ba jele ka bonako ko tropong gompieno = 子供たちは今日、町ですばやく食べた。 | ||
+ | - Bana = 子どもたち | ||
+ | - ba = 呼応・コンコード | ||
+ | - jele = ja(食べる)の過去形 | ||
+ | - bonako = すばやく、早く | ||
+ | - tropong = 町 | ||
+ | - gompieno = 今日 |