ものや人を指し示す「あれ」「それ」「それら」「この」「その」です。代名詞で人や物を「それ」「彼」などに置き換える方法を説明していますが、それとは別に、「この牛」「あの人」のような特定の物を指で指し示す際に使うような用法になります。
例えば、牛が複数いる中で1匹の特定の牛を指し示して「この牛が見えますか?(Do you see this cow?)と言いたい場合以下のように言います
A o bona kgomo e?(アオボナコモ エ?)
あるいは「あの牛が見えますか?(Do you see that cow?)という場合はこうです。
A o bona kgomo eo?(アオボナコモ エオ?)
さらに牛が遠い場合は以下です。
A o bona kgomo ele?(アオボナコモ エレ?)
「ele」(あっち)の場合遠さに寄って発音が「eeeeeeeeeeele」(エーーーーーーーーレ)と言う感じで「e」が長くなります。
さて、この指示代名詞も名詞クラスと単数複数で変化します。Setswana Grammar Manualから表を引用します。